デジカメで撮った画像をプリントすると「写真が切れていた!」なんて経験はありませんか? 私は結構ありまして「なんでこんなに切れているんですか?」と、写真屋さんに聞いた事があります^_^;
実はこれ、写真屋さんが悪いのではなくてデジカメの画像サイズの縦横比と、プリント用紙のサイズ(縦横比)の違いがあるため発生しています。
では、このプリント用紙のサイズというのはどうなっているのか? というと、一般的に良く利用されている用紙が「L版サイズ」というもので、127㎜x189㎜の「3:2.1」の比率になっています。
つまり、「L版サイズ」のプリントを想定して撮影する場合は、デジカメの画像サイズを縦横比「3:2」にすれば、ほぼ同じ大きさにプリントする事が出来るとい事です。
この縦横比の事を「アスペクト比」とも言います。
一般的なコンパクトデジタルカメラの縦横比
一昔前のコンパクトデジタルカメラの縦横比(アスペクト比)は「4:3」です。 これはテレビの画面や、パソコンのモニターが「4:3」だった為です。
パソコンで見たり、ブログやホームページで投稿するのには全然問題なくとても扱いやすいサイズなのですが、「L版サイズ」でプリントすると上下が切れてしまいます。
概ね写真を撮るときには上下に収まる様に撮影しますので、左右が切られるより問題があります。 頭が切れたり、足が切れていたりするのはショックですからね^_^;
ですので、プリント前提で撮影する場合は注意が必要です。
最近のコンパクトデジタルカメラは下記の様に、この縦横比が選べるようになっています。
4:3 / 3:2 / 16:9 / 1:1
あなたの撮影スタイルに合わせて縦横比を設定しましょう!
縦横比(アスペクト比)の主な特徴と設定方法
4:3の縦横比
一昔前のコンパクトカメラで標準となっていたアスペクト比は、人物や風景、料理にスナップなどあらゆるジャンルで活用できる使いやすいサイズです。 L版サイズでプリントする時には上下が切れてしまうので要注意!
3:2の縦横比
このサイズは、多くのデジタル一眼レフカメラで使用されてるアスペクト比です。 また、銀塩(35㎜カメラ)と呼ばれていたカメラのフィルムと同じ比率になります。 4:3 に比べると横に長くなりますが、L版サイズでプリントすると丁度良いサイズになります。 また、風景撮影などに用いると収まりの良い写真を撮る事ができます。
6:9の縦横比
最近の薄型テレビ(液晶テレビ)で使われているのがこの16:9の縦横比です。 テレビでの閲覧を目的として撮影する場合は、この16:9に設定すると良いでしょう。 また、このサイズで広大な風景を撮るとそれなりの迫力を出す事ができます。
1:1の縦横比
見ての通り、縦と横が同じサイズの正方形の比率です。 なんでこんな比率にするの? と思うかも知れませんが、このサイズでしか出せない味というモノがあり、人物や、料理写真などに使うと効果的です。